NO.010 健康講座~体内時計と健康Ⅱ~

体内時計の乱れは体調不良の原因に

不規則な生活や運動不足、ストレスの多い生活が続くとリズムが乱れ体調に悪影響を及ぼすようになります。例えば・・・深夜までパソコンやスマートフォンを見たり深夜の外出で人口的な強い光を浴びると、体内時計の働きが乱れる恐れがあります。私たちの身体には体内時計の乱れをもとに戻す機能も備わっていますが、元に戻るには一定の時間がかかるため、乱れた状態が続けば続くほど、頭痛や食欲不振、不眠など心身の不調が起きやすくなります。

体内時計の乱れを防ぐカギは「太陽の光」

では、体内時計の乱れを防ぐには何が必要なのでしょうか?一定量の太陽の光を浴びることです。朝、太陽の光を浴びると目から入る太陽の光を視神経が感知して視交叉上核に伝え、体内時計をリセットすると考えられています。体内時計を正常に保つには、太陽の光を十分に浴びることが非常に重要なのです。
生活が不規則になったり、屋内での仕事や夜勤が多い人は休日に意識して太陽光を浴びる時間を作ることをお勧めします。

体内時計の働きを活かした治療法「時間治療」

体内時計の働きを利用して、より効果的な治療を目指す「時間治療」の試みが進んでいます。薬の効果を高めるために、1日の中でも最も適切な時間に薬を投与する治療法で、高血圧や不整脈、狭心症で研究が進められているほか、最近ではがん細胞が正常細胞に比べ深夜に活発に増殖することに着目して抗がん剤を投与するという治療法が注目を集めています。